*Antique postcard　美しいブロンドヘアのプリンセス　Germany　P123

1910年代ドイツのアンティークポストカードです。
1800年代後半～1900年代初頭にかけてヨーロッパで大ブームとなったポストカード。

少女、美しい女性、子どもたち、自由な発想で描かれた多種多様なイラストレーションなどビジュアルを気軽に送り合える斬新さからポストカードは人々の間で日ごろの些細なメッセージからクリスマスやイースターなど四季のお祝いや誕生日のお祝い、近況報告など熱狂的に送り合われました。

当時の風俗をそのままに伝える1枚1枚が手焼きのリアルフォトの美しさや石版印刷によるイラストレーションの自由且つ豊かな発想力は未だに世界中のコレクターを魅了してやみません。


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オオカミのお人形を手にする愛らしいブロンドヘアの少女のアンティークポストカード。

こちらの少女はドイツ・プロイセンの旧統治者家門ホーエンツォレルン家の一員であるツェツィーリエ・フォン・プロイセン王女（1917～1975）です。

少女時代はエールス（現ポーランド領）のお城で暮らし、幸福なプリンセスとして育ちますが、第2次世界大戦中には王族であるにも関わらずポツダムの野戦病院の薬局で働いたり、ドイツ赤十字社の看護助手を務めたりと世情に翻弄され怒涛の人生をおくられたようです。

こちらはそんなツェツィーリエ王女がプリンセスとして幸福な幼少期をおくっていた頃の愛らしい一枚です。

黄金に輝く豊かに垂れたブロンドヘアとオオカミのお人形をじっと見つめる構図はまるで一枚の絵画のような美しい写真です。

何ものにも囚われることがなく、何らかの責務も人生の倦怠も煩悶もない少女の穏やかな午後……

少女時代の誰もにひとときあったお人形との心と心の対話を思い起こさせます。

彼女が王族の一員であるというバックグラウンドの物語を差し引いても、少女写真として大変魅力的な一枚かと存じます。





◆状態◆

ドイツ　ベルリン製・1910年代後半～1920年代前半頃推定　

リアルフォト　マット　セピアカラー　未使用

サイズ：約14cm×9cm


◆購入の際の注意点◆

・こちらのポストカードは100年以上経過した主に使用済みポストカードとなります。
アンティークにご理解がある方のみご購入ください。

・100年以上経過している品となりますので、スレ・キズ・破れ・シミ・汚れなどはもちろんございます。

・実物の色味に近いように撮影しておりますが、PC・スマホ・タブレット等各種閲覧環境やモニターの色味によって若干見え方が変わる場合がございます。

・他所でも販売しておりますので既に販売済みの場合はご容赦ください。