*Antique postcard　ディナータイム3　1912年　Germany　 P097

1910年代頃ドイツのアンティークポストカードです。
1800年代後半～1900年代初頭にかけてヨーロッパで大ブームとなったポストカード。

少女、美しい女性、子どもたち、自由な発想で描かれた多種多様なイラストレーションなどビジュアルを気軽に送り合える斬新さからポストカードは人々の間で日ごろの些細なメッセージからクリスマスやイースターなど四季のお祝いや誕生日のお祝い、近況報告など熱狂的に送り合われました。

当時の風俗をそのままに伝える1枚1枚が手焼きのリアルフォトの美しさや石版印刷によるイラストレーションの自由且つ豊かな発想力は未だに世界中のコレクターを魅了してやみません。

◆

お人形とテディベアと少女の可愛いディナータイムのアンティークポストカード。

少女、お人形、ベア、さくらんぼ……と写真の中の全てが愛くるしい奇跡のような一枚です。
ドールはミニョネットよりもサイズがやや大きめのビスクドール。

アンティークポストカードの中で少女と一緒に写される事の多い大きなビスクドールと比較するとかなり小さめなサイズでカードの中で見るビスクドールとしては非常に珍しいサイズ感です。

カードに添えられた英文には
「誰が一番大きな分け前をもらう？”僕がもらう”とテディ・ベアは言った。」
というなんとも可愛らしい一文がカードの愛らしい世界観を更に引き立てています。

少女と小さなお人形とベアの楽し気な声が聞こえてくるようなどこまでも可愛らしい写真です。

少女の日常をこっそりカメラで捉えたかのようなとても愛くるしい一枚です。

こちらのシリーズは物語仕立てになっており、どれもくすっと笑える愛らしい文章が添えてあるのが特徴です。

写真6枚目、7枚目は過去に当店で取り扱ったこちらのディナータイムシリーズの2枚になります。
シリーズロット番号を確認すると今回ご紹介のカードはシリーズ第1番目のカードとなります。

過去に当店で取り扱いましたカードはシリーズロット番号2番・3番になります。

少女がお人形とベアにチェリーを与える構図は似ていますが、少女の動作はもちろん、ドールとベアの位置も微妙に変わり、物語に沿った写真であるところもコレクター心をくすぐります。

シリーズ全てを集めると写真という静止画ながら、短編映像を見ているような印象になるシリーズかと存じます。


◆状態◆

ドイツ製　1912年消印

リアルフォト　マット　手彩色　使用済み

サイズ：約14cm×9cm


◆購入の際の注意点◆

・こちらのポストカードは100年以上経過した主に使用済みポストカードとなります。
アンティークにご理解がある方のみご購入ください。

・100年以上経過している品となりますので、スレ・キズ・破れ・シミ・汚れなどはもちろんございます。

・実物の色味に近いように撮影しておりますが、PC・スマホ・タブレット等各種閲覧環境やモニターの色味によって若干見え方が変わる場合がございます。

・他所でも販売しておりますので既に販売済みの場合はご容赦ください。