






*Antique postcard あどけない瞳の少女とお人形 1906年 H.Manuel P072
¥6,800 税込
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1900年代頃初頭フランスのアンティークポストカードです。
1800年代後半~1900年代初頭にかけてヨーロッパで大ブームとなったポストカード。
少女、美しい女性、子どもたち、自由な発想で描かれた多種多様なイラストレーションなどビジュアルを気軽に送り合える斬新さからポストカードは人々の間で日ごろの些細なメッセージからクリスマスやイースターなど四季のお祝いや誕生日のお祝い、近況報告など熱狂的に送り合われました。
当時の風俗をそのままに伝える1枚1枚が手焼きのリアルフォトの美しさや石版印刷によるイラストレーションの自由且つ豊かな発想力は未だに世界中のコレクターを魅了してやみません。
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お人形と一緒のあどけない瞳の少女のアンティークポストカードです。
1900年代初頭頃らしいコーデュロイ生地に見事なレース襟の豪奢な少女の装いはそのあどけない瞳とふっくらとした子どもらしい面立ちからまるで少女自身がビスクドールであるかのような錯覚を覚える愛らしさ。
あまりにも純真で人を疑うことを知らない円らで純な瞳と小さな唇はまるで生まれたての小鳥のよう。
思わず抱きしめたくなるような、「愛くるしい」という言葉がそのまま当てはまる少女です。
サインはありませんが、こちらの写真は子ども写真においては各段の愛らしさを誇るH.Manuel作品です。
Manuelのフォトスタジオにはスタジオに選任のスタイリストが存在したのか、パリに存在した彼の撮影スタジオで撮影された少女たちの装いはどれも素晴らしいレース襟と生地・仕立てのこの当時としてもかなり豪華であったと思われる同一嗜好の子ども服を着用しているのが特徴です。
当時最先端であったと思われる豪華な子ども服に身を包むお人形のような少女たちのお洋服を見るだけでも非常に見ごたえがあります。
1900年代初頭~1910年代半ばまでのほんの僅かな時期に見受けられたこの少女たちのファッションは1920年代頃にはカジュアル化し、どちらかといえば現代の子ども服に近い服装に変化していき、西洋においても二度とこのような豪華な装いの子ども服は見受けられなくなりました。
流れゆく時代の中でほんの僅かなベル・エポックの時代のみに見受けられたまるでお人形のような少女たちの装いはその後、日本におけるストリートファッションであるロリータファッションの素地となり、時代と共に日本から西欧に逆輸入されているのもまた面白い文化の転用と継承であるとも思います。
(コルセットを着用することなく着用出来る子どもならではの”動きやすさ”が重視されたデザインであったことが現代のロリータファッションにベルエポック期の子ども服のデザインが継承されていった理由の一つでもあると推察します)
こちらのカードで少女と一緒に写るお人形はManuelの当店販売の別作品でも他の少女たちに抱かれています。
(※写真6枚目・7枚目参照)
Manuelの撮影スタジオに撮影用の備品として存在し、撮影に不慣れな少女たちの心を和ませたのでしょう。
シリーズとして眺めますと、少女とお人形それぞれの在り方が見え、ドールの表情も撮影の時々によって異なるようにも見えてまた面白いですね。
◆状態◆
1906年消印 フランス切手
リアルフォト グロス加工 手彩色 使用済み
サイズ:約14cm×9cm
◆購入の際の注意点◆
・こちらのポストカードは100年以上経過した主に使用済みポストカードとなります。
アンティークにご理解がある方のみご購入ください。
・100年以上経過している品となりますので、スレ・キズ・破れ・シミ・汚れなどはもちろんございます。
・実物の色味に近いように撮影しておりますが、PC・スマホ・タブレット等各種閲覧環境やモニターの色味によって若干見え方が変わる場合がございます。
・他所でも販売しておりますので既に販売済みの場合はご容赦ください。
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